鉄板の薄板溶接では母材が溶け落ちてしまわないように、溶接に必要な予熱を最小限にして接合するようにします。方法としては母材と電極の距離を小さくしてアーク範囲を狭くし、溶融池を極力小さくすることに気をつけます。また、熱伝導率の大きなアルミや銅を溶接個所の近くに接触させておき、熱引き(溶接個所の熱を母材ではなく熱伝導率の大きなアルミや銅の方に流すことで、溶接個所に必要以上に熱量が加わらないように)したりすることもあります。熱引きも技術が必要となり、あまりおススメできません。薄板の場合、母材が溶け落ちてしまいやすいため、作業性が悪いので、可能であれば隅肉溶接からスポット溶接に変更した方が望ましいです。

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