アルミ材の溶接において注意すべき事項は溶接の前工程における下準備です。溶接個所の不純物、油分、酸化被膜をブラシで除去しアルコール、シンナー等で十分にクリーニングを行い、再度酸化被膜が形成する前に速やかに溶接作業を完了させる必要があります。これを怠るとアルミ溶融池に不純物が混入したり、ススで汚れたり、ブローホール(溶接金属が凝固する際に気泡が金属内に閉じこめられて生じた、球状形態に近い溶接欠陥のこと)などの欠陥が生じてしまいます。またシールドガスのノズルは大きい方が酸化防止効果(範囲)が広いため、アルミの場合はシールドガスのノズルの大きいものを使用した方が望ましいです。

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