製品情報
この製品は幅6mm、長さ630mmのR形状の曲がった板を連続してファイバーレーザー溶接を行った加工事例です。
通常このような場合は、直線形状部分は曲げで加工を行い、R形状の部分だけをTIGで溶接をして製作を致します。しかし、この製品は1400×800と製品サイズが大きく、曲げ加工時にベンダーに干渉してしまい曲げる事が出来ませんでした。また、プレスで絞る方法も考えましたが、イニシャルコストが掛かってしまい断念しました。
さらにTIGで溶接する場合は、630mmという長い距離を溶接するだけでも技量が必要となり、仕上げも形状や板厚1mmの場合は非常に難易度が高くなります。更に、TIG溶接の場合は入熱が多いため、溶接での歪みが大きくなり、不良品となる可能性が大きくなります。
一方、ファイバーレーザー溶接を用いる事で、これらの課題をクリアする事ができます。今回の加工事例のような連続した溶接も可能で、仕上げも不要となります。