はい、可能です。
R形状に合う金型がなくとも、大きなR曲げは可能です。
筐体設計・製造.COMでは、大きなR曲げ加工において、「FR曲げ」という手法を用いて曲げ加工を行います。

「FR曲げ」では、R金型ではなく一般の金型を用いて曲げ加工を行います
ただし、一回の曲げ加工でR曲げ加工を行うのではなく、少しずつ材料を送りながら曲げることで、大きなR形状に曲げるのがFR曲げの大きな特徴です。

別の表現をしますと、FR曲げでは大きなR形状を複数の小さなR形状で近似させます。
汎用の曲げ金型で加工すると、曲げの外側には小さなR形状ができます。
曲げを複数回連続で繰り返す事で大きなR形状に近似させます。

メリットとして、FR曲げでは、汎用の曲げ金型を使用するため、初期投資が必要ありません

ただし、デメリットとして、曲げを複数回連続で繰り返すため、R形状がボコボコした形状になってしまいます。
また、工数の面でも加工にかける
時間が増えるため、量産する場合はコストが高くなる傾向があります

FR曲げについてより詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧くださいませ。
実際に、FR曲げを行っている動画もございます

 

>>>試作段階でのR曲げ加工方法”FR曲げ加工”のご紹介!