はい。筐体設計・製造.COMではステンレスに限らず、R形状をもつ筐体の設計、製造の実績があります。

プレスブレーキにてR形状を曲げる際には通常、完成部品に対応したR金型が必要になります。万が一、お客様が求めるR径に対応した金型を当社が保有している場合は、当社の金型をそのまま使用して加工ができるため、コストダウンを行うことができます。

一方、お客様が求めるR径に対応した金型を当社が保有していない場合、「送り曲げ」と呼ばれる曲げ方法で加工することでR形状に対応できます。送り曲げはR曲げ加工を行いたい部分を少しづつ送りながら曲げることで、近似したR部分を加工する手法です。送り曲げは汎用金型で加工できるので、金型への初期投資なしで加工できます。ただし、金型を使用した曲げ加工と比較して、送り曲げは加工時間がかかるため、製品自体の加工費は高くなる傾向にあります。また、試作では送り曲げの方がコストが安くなる傾向にありますが、量産になった場合は金型を使用する方が工数がかからなくなるため、コストダウンにつながる可能性が高くなります。

このように、試作や量産などのお客様のご要望に合わせてコストダウン提案やVE提案をいたします。また、R形状だけではなく筐体の他の部分にも関連したVEを提案することもできます。下記のリンクには提案させていただいた事例がありますのでご参照ください。

https://www.large-scale-plating.com/technicalnews/vol26/