精密板金では、丸や正方形、長方形などの単純な形状を加工する金型を複数組み合わせて、目的の形状に金属板を加工するNCT(ターレットパンチプレス)を使用することが多いです。このため、精密板金部品の形状は、丸や正方形、長方形などの金型の組み合わせで加工できるような形状になっている必要があります。

 

具体的には、以下のような例があります。

・NCT金型では板金材料の板厚以下の穴は、金型の耐圧の関係上加工することができません。このため、板厚以下の幅の穴を加工したい場合は、使用する用途に応じて加工方法を検討する必要があります。以下の例では位置決めに使用する角穴を特別な加工方法で加工しています。

【既存金型+穴形状の変更で、高効率かつ高精度な板金部品の位置決め穴加工を実現!】テクニカルニュース vol.29

・曲げ逃げの切り欠きや、ファンの風穴など穴寸法をある程度変更できるような場合には、保有している金型に合わせて穴寸法を変更するようにします。以下の例ではファン風穴について保有している金型に変更しています。

【風穴パネル板金部品は、保有しているNCT金型を使用して投資費用を低減!】テクニカルニュース vol.63