筐体設計製造.comでは屋外用の板金筐体には、通常は材質を亜鉛メッキ鋼板とし、表面を塗装して使用しています。
亜鉛メッキ鋼板のまま屋外に設置してしまうと錆びてしまいますが、表面を塗装することでメッキ鋼板を外部の環境から隔離して、錆びの原因である酸素に触れないようにします。また、隔離する塗装の膜厚を厚くすることで、より防錆性能を高めることができます。
ただし、溶剤塗装の場合は厚い膜厚を得るために複数回塗り重ねをする必要があるため、コストが高くなってしまいます。このような場合には塗装を粉体塗装に変更することで、1回の塗装で厚い膜厚を得ることができ、コストを安く抑えることができます。
また、塩害が発生するような環境で使用される屋外用筐体の場合には、亜鉛メッキ鋼板からより錆びに強いステンレスに材質を変更します。