製品情報

製品カバー
業界工作機械
材質A5052P
サイズ320×300×735
板厚t=2
加工工程切断・曲げ・ファイバーレーザー溶接

こちらは工作機械用アルミカバーのファイバーレーザー溶接事例です。サイズは320×300×735で、溶接が困難なアルミで全体が構成されたカバー部品です。

アルミ溶接での熱量調整は非常に繊細な作業となり、割れが発生しやすい作業となります。そのため、ファイバーレーザー溶接ロボットによるアルミの溶接時にはフィラーを用いる必要があります。しかし当社が従来から保有していたファイバーレーザー溶接ロボットでは、フィラーの位置調整が困難のため、アルミの連続溶接には使用困難でした。

しかし今回新規導入したファイバーレーザー溶接ロボット5号機では、フィラー先端の位置を安定して自動制御できるため、安定した断続溶接が可能となります。溶接完了時にフィラーワイヤーをプル軸モーターを用いて溶融池から引き抜いて(切断)、ワイヤー先端位置を最適な位置に調整(戻す)することで、次加工点へのスムーズな移行が可能となります。

アルミ板金部品の高精度溶接を安定して量産時にお願いしたいという方は、ぜひ当社までご相談ください。