NCTとは、Numerical control Turret Punch pressの略語で、正式名称は「数値制御タレットパンチプレス」と呼ばれるもので、抜き工程で使用されている多品種少量生産向きの工作機械です。

鋼板から部品の外周を打ち抜くことで必要な形状を加工する工作機械です。打ち抜く形状が複雑になっても対応できるように、NCTには正方形、長方形、丸などの多様な形状の金型が自由に選択できるようになっています。なお、レーザー切断機でもNCTと同様に外周を溶断することで必要な形状を出すことが可能ですが、最適な金型があればNCTの方が抜きスピードが早い傾向があります。

株式会社アマダ Youtube動画より

このようにNCTはタレットと呼ばれるローター内部に多様な形状の金型を準備し、必要な金型を選択して加工しているので、初期投資なしで部品の加工が出来る工作機械です。また特殊な金型を使用することで、バーリング、タップ、ルーバー(風穴)などの成形加工を施すこともでき、汎用性の高い抜き加工が出来ます。材料の搬入、搬出装置を取り付けることで無人運転できるので量産加工にも対応できまので、まずは筐体設計・製造.COMまでご相談下さい。

 

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