筐体とは、電機機器や機械を内蔵する箱のことを指し、ボックスやケース、ラックとも呼ばれます。“筐体”という大きなくくりの中には制御盤や分電盤、配電盤などの各種盤や什器として使用されるキャビネット、更にはエンジンなどを内蔵するという意味で自動車や飛行機のボディなども含まれます。また、手のひらに収まるような小型の筐体から、人が入れるサイズの大型の筐体まで幅広くあります。

>> 大型製缶板金.COMが製作した『大型筐体』の製作事例

筐体の目的は、防水・防塵対策、衝撃対策、耐圧対策、騒音対策、ノイズ対策、温度対策、密閉対策どがあり、いずれも内蔵する機器や機械を保護することが主な目的です。軽量化のために樹脂(プラスチック)によって筐体が作られることもありますが、多くの産業用筐体は製缶板金加工にて作られています。

筐体に使用される材料としては一般的な鉄だけではなく、屋外向けの筐体としてステンレス、軽量化のためにアルミなどの材料が使用されることもあります。屋外向けの筐体(特に制御盤や分電盤、配電盤などの屋外向け盤)では、IP(Internal Protection)規格と呼ばれる防塵・防水に関する保護構造と保護等級が適用される場合もあります。

 

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