コイニングとはV曲げ加工の一種で、筐体板金の製造において特に曲げ角度の精度を出したいときに採用される加工方法です。

プレスブレーキでV曲げ加工する際、上型は約90度のパンチ、下型にはV溝がある金型を使用し曲げ加工を行います。一般的には、V曲げ加工の中でも最も採用されている加工方法のボトミングを行います。しかし、中には曲げ角度の精度が厳しい製品も存在し、その際はボトミングでは曲げ角度の要求精度に応えることができません。そこで用いられるのが、コイニングです。

コイニングによるV曲げ加工では、板金は上下の金型に密着されるまで加工されます。金賀に密着させるために、コイニングでは精度の良い曲げ角度を得る事ができる一方、ボトミング時の5~8倍の曲げ圧力が必要になります。そのため、このコイニング加工はメカ関係で精度や公差が厳しい部品に採用されます。

筐体設計・製造.comでは、コイニングだけでなく、ボトミングやパーシャルベンディングも行い、お客様のご要望に沿った加工方法を設計段階から提案いたします。筐体板金加工や曲げ加工でお困りの際は、筐体設計・製造.comまでお気軽にお問い合わせください。

 

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