補助記号とは、寸法数値と共に用いられ、その寸法の意味を明確にする記号です。
・Φ(ファイ): 直径を示す記号(例:Φ20 は直径20mm)
・R(アール): 半径を示す記号(例:R5 は半径5mm)
・C(シー): 45°の面取りを示す記号(例:C2 は2mm×45°の面取り)
・SΦ(エスファイ): 球の直径を示す記号
・SR(エスアール): 球の半径を示す記号。
・(スクエア): 正方形の辺の長さを示す記号(例:□30 は一辺30mmの正方形)
・t(ティー): 板の厚さを示す記号(例:t=1.6 は板厚1.6mm)。
主に注記や部品表で使用されますが、図中で厚みを指示する場合にも使われます。
・( )括弧寸法: 参考寸法。検査の対象としない寸法を示す場合に用います。
寸法補助記号は図面情報を補完する重要です。これらの意味を正確に理解し使用することで、設計者と製造者間の円滑なコミュニケーションが可能となり、高品質な製品づくりに繋がります。