溶接ロボットとは、従来は作業者によって行っていた溶接作業を行う産業用のロボットのことです。溶接は製缶板金加工にとって最も難易度が高く、品質に大きな影響を与える加工工程ですが、高温環境下で行うため過酷な作業であるとされています。そのため、ロボットにて行うことで省人化や生産コストの削減を実現することができます。

溶接ロボットは高い生産性を実現することができるため、自動車の車体や建設機械の大型フレームなどには積極的に溶接ロボットが導入されており、量産される製缶板金加工品には有効です。しかし、1つの溶接作業に対して1つのティーチングが必要となるので、小ロット・単品の場合には不向きとされています。