ファイバーレーザー溶接ではいろいろな溶接継手に対応できるので、多種多様な形状に対応できます。

例えばファイバーレーザー溶接では、板金を貫通させて溶接することができる点が特徴としてあげられます。そのため、2枚の板を重ねた形状の「重ね継手」はもちろんのこと、「T字継手」をすみ肉溶接する面とは反対側の面から貫通して溶接するような、自由度の高い加工ができます。また、筐体設計・製造.COMが保有しているファイバーレーザー溶接機は6軸多関節ロボットに搭載されているので、筐体のあらゆる方向から溶接することができます。

ただし、ファイバーレーザー溶接の溶接トーチの先端部分や6軸多関節ロボットが干渉してしまう場合もあります。この場合には、ファイバーレーザー溶接で加工できるように、板金筐体の構造や、溶接継手の変更など設計段階からの検討が必要になります。具体的な板金部品のファイバーレーザー溶接の加工可否については、お気軽に筐体設計・製造.COMにご相談ください。

また、筐体設計・製造.COMが発行しているテクニカルニュースに関連する内容がありますので、こちらもぜひご覧ください。

【複雑な内部構造でも、ファイバーレーザーによる外からのT継手溶接で解決!】テクニカルニュース vol.25